お金を貸す場合、常に相手が逃げ出してしまうリスクが付きまといますが、実際にお金を貸した相手が行方不明になってしまったら焦りますよね。
大金であればあるほど、信頼している相手にしか貸さないと思いますが、その信用を裏切って行方不明になってしまったら、いろいろな意味でショックを受けるはずです。
貸した相手が行方不明で逃げてしまうと、貸したお金がまるまるあなたの損になってしまいますので、相手を必ず見つけ出さなければいけません。お金を貸した相手に逃げられてしまったら、迅速な対応が第一です。
貸した相手の居場所がわからず、音信不通になっていても、探し出す方法はありますので、絶対にあきらめずすぐに対応するようにしましょう。
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探偵事務所には、お金を貸した相手が行方不明で連絡も取れなくなってしまったというご相談が数多く寄せられます。
それだけ、金銭トラブルは絶えないのです。
一部、解決してきた相談事例をご紹介しますので、あなたの状況に当てはまるものがあればできるだけ早くご相談ください。対応が早ければそれだけ相手の発見スピードもあがり、お金の回収がスムーズになります。
・長年の信頼してきた友人に起業資金として50万を貸したら連絡が取れなくなった
・いとこに介護費用として50万円を頼まれ貸したら引っ越しして電話番号も変えていた
・彼氏が借金をしたので返済のためにお金を貸したら音信不通で行方もわからなくなった
・ホステスに生活費を頼まれ100万円を貸したら行方を告げずにお店を辞めてしまった
このように、男女間、友人間、親族間でさまざまな金銭トラブルのケースがあります。ある程度の関係であれば、住所や連絡先以外にも手掛かりがあるはずですので、探偵に依頼すれば行方を調査してもらうことが可能です。
お金を貸した相手が行方不明になった場合、警察への相談を考える方もいらっしゃると思います。
確かに、お金を返さずに持ち逃げすることは犯罪ですが、果たして警察はどのような対応をしてくれるのでしょうか。
基本的には、警察は事件性がある場合にのみ動いてくれるので、ただ単に「お金を貸した相手が行方不明になった」というだけでは、積極的な捜索はしてもらえません。
もし、お金を貸した相手が詐欺の可能性が考えられる場合などは事件性があると判断されて届け出を受理してくれる可能性も出てきますが、その場合でも詐欺であるという証拠がない限り警察は動いてくれないのです。
そのため、お金を貸した相手が行方不明になった場合は、警察に相談するよりも他の方法を検討するほうが賢明だと言えます。
お金を貸した相手を探し出すためには、警察に相談してもなかなか動いてもらえないため、探偵など専門の調査機関に依頼すべきですが、いきなり探偵への調査依頼はハードルが高いかもしれません。
そのため、まずは自力で探し出そうと考える方も多いでしょう。
結論から言うと、行方不明になった相手を自力で探し出すことは不可能ではありません。この章では、自力で探し出す方法についていくつかご紹介していきます。
まずは相手について知っている情報から探し出しましょう。
相手の実家が分かっている場合は、実家に連絡してみてご両親に事情を説明し、お子さんと直接会いたい旨を伝えて居場所を聞き出してみましょう。
両親が本人に伝えればお金を返す気になる可能性もありますし、場合によっては両親が代わりにお金を返してくれる場合もあるでしょう。
また、相手の勤務先が分かっている場合は、実際に会社に行ってみてお金を貸した相手が
いるかどうか確認するのもありです。
共通の友人や知人がいれば、その人たちに聞き込みを行うのも手掛かりをつかむきっかけになるかもしれません。
今現在も連絡が取れる人もいるかもしれませんし、居場所を知っている人もいる可能性があります。
FacebookやTwitter、Instagramに登録していてアカウントを知っている場合は、SNSもチェックすることをお勧めします。
SNSに何かしらの投稿をしている場合、そこから居場所の手掛かりがつかめるかもしれません。
また、通常の連絡手段では連絡を拒否されている場合もSNSのメッセンジャー機能では連絡が取れる可能性がありますので、SNSからメッセージを送ってみるのもいいでしょう。
もし、お金を貸した相手が引っ越しをしてどこにいるかわからない場合は、書留などを利用して転居先を調べる方法があります。
相手が行方不明になる前の住所に、書留などを送って配達記録から郵便物を追跡して転居先を調べるのです。
行方不明になってからすぐに相手が転居届を出す可能性は低いですが、逃げてからしばらくしてからであれば転居届を出している可能性が出てきます。
そうすればあなたが送った郵便物は新しい住所に転送されますし配達記録から配達状況、相手の新しい住所の最寄りの基地局を調べることができるので、居場所を掴む大きな手掛かりになるでしょう。
参考記事:【自分で人探し】誰でもできる人探しの方法と探偵に依頼すべき理由
お金を貸して逃げてしまった相手を自力で探し出すことは不可能ではありませんし、上記でご紹介した方法で行方が判明するケースもあります。
しかし、必死で逃げていて自分の意思で隠れている相手を探し出すことは、相当難易度が高くなります。自力での調査では時間も労力も膨大にかかってしまうでしょう。
行方不明になった相手を探し出すベストな方法としては探偵に人探し調査を依頼する方法です。
ここでは、探偵に人探し調査を依頼したらどのように見つけ出してくれるのか、費用はどのくらいかかるのか、費用を抑えるコツについてご紹介していきます。
探偵がお金を貸した相手を探す調査方法としては
・インターネットやSNSの情報から探す
・車を所持していればナンバーや特徴から探す
・聞き込み調査を行う
・張り込み調査を行う
・交友関係や趣味趣向などから立ち寄る場所を見つけ出す
などです。
文字にすると、素人でもできそうな調査内容ばかりですが、実際に調査をしてみればその難易度の高さを実感するはずです。
聞き込み調査や張り込み調査を筆頭にすべての調査法において探偵は素人とはけた違いのスキルとネットワーク、経験を持っていますので、圧倒的なスピードで逃げた相手を探し出すことが可能になります。
また、弁護士と連携を取っている探偵も多いので、万が一法的措置を取らなければいけない場面になってもすぐに対応してもらうことができます。
探偵に人探し調査を依頼した時の相場は、難易度や探偵事務所の費用設定によっても変わってきますが、だいたい15万~50万ほどです。
探偵事務所によっては、経費込みの料金を表示している場合と、別で請求する場合があり、合計金額が変わってきますので経費についても事前に確認するといいですね。
また、人探し調査の場合は、発見できたときに払う成功報酬金と基本調査料金にわけて設定している事務所もありますので、成功報酬制度があるかどうかも聞いてみるといいでしょう。
探偵に調査を依頼する際の費用を抑えるコツとしては、
・行方不明になった相手の情報を事前にできるだけ多く集めておくこと
・質の高い優良探偵を見極めて依頼すること
・行方不明になってからできるだけ早く調査を依頼すること
がポイントになります。
事前にわかっている情報が多ければ多いほど、探偵も調査がしやすくなりますので発見までのスピードを短縮することができます。調査にかかる時間を節約できれば料金も安く抑えることができるのです。
また、技術と経験、知識が豊富な探偵であれば調査の質も高く対象者をスピーディーに発見することが可能になりますので費用も抑えることができます。中には、悪徳探偵と呼べるような業者も存在しており、このような探偵に依頼してしまうと法外な金額を請求されることもありますので、十分注意してください。
費用を抑えるコツや優良探偵の見極め方については、こちらの【興信所の費用を抑えるために重要な3つのこと】や【人探しの費用を抑えるためには興信所選びも重要!】も参考にしてみてくださいね。
お金を貸した相手が行方不明になってしまうと、多くの人が諦めて泣き寝入りしてしまうことが多いです。
しかし、あなたの大切なお金を借りたまま逃げ出す相手を放っておくべきではありません。諦めず、確実に見つけ出してお金を返してもらうよう対応するべきでしょう。
人探し調査においては、やはり自力で行うよりもプロの探偵に依頼したほうが圧倒的に時間も労力も節約することができます。
できるだけ事前に相手の情報を多く集めておき、信頼できる優良な探偵に相談するようにしてください。