夫が経営する会社やお店が倒産してしまったら、精神的にも金銭的にも大きなダメージを受けますよね。
会社やお店が倒産するだけでもショックなのに、それに加えて夫まで失踪してしまったら妻としてはどのように対応していいかわからず途方に暮れてしまうでしょう。
夫が失踪したら、妻としてはどのような対応をすべきなのでしょうか。また、失踪した夫と離婚したい場合や反対に絶対に離婚したくない場合に取るべき対応についてお伝えしていきます。
ちなみに、倒産が原因で失踪している場合、自殺を考えている可能性が高いので、手遅れにならないよう、すぐに警察に相談し、探偵に人探し調査を依頼することも検討することを強くお勧めします。
参考記事:家族が家出!警察に行方不明者届を出す場合に必要な知識と警察の対応
Contents
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変わってしまいました。それに伴い、飲食店や宿泊施設が次々と倒産してしまい、飲食店と取引している食品卸の会社も倒産が相次いでいます。
ニュースではあまり明らかにされていませんが、倒産した会社の経営者や飲食店の店長が失踪しているケースも増えてきています。倒産が原因の場合、長期の家出になったり自殺を考えてしまったりすることが予想されますので、失踪したとわかったらすぐに対応することが重要です。
参考記事:夫が借金を残して失踪。家族に返済義務はない?失踪した夫を探し出す方法
夫が失踪したら、すぐに以下の行動を取るようにしてください。
夫の部屋や、ゴミ箱の中、残されているのであれば夫の手帳やパソコンなどを調べてみましょう。
通帳や印鑑などがなくなっている場合、失踪が長期に渡ることが予想されます。待っていてもなかなか帰ってきませんので、すぐにこちらから捜索しなければいけません。
また、手帳の書き込みやパソコンの閲覧履歴から失踪先として泊まる予定のホテルなどの手掛かりを見つけ出せる可能性があります。
夫が失踪したことについて、友人や知人に連絡して捜索の協力をお願いするのもいいでしょう。
友人や知人には経営がうまくいっていないことについて詳細を話している可能性もあります。失踪先の場所を知っているかもしれませんし、友人や知人の家に滞在しているかもしれません。
夫が経営する会社やお店の従業員たちに失踪のことを話して何か手掛かりがないか、情報を持っていないか確認してみましょう。
あまり部下にそのような相談はしないと思いますが、信頼している部下には何かを話しているかもしれません。
倒産したショックで何もしたくないと感じると、実家に帰って心を休めたいと思うケースもあります。夫の実家に連絡して実家に行っていないか聞いてみましょう。
実家に行っていなくても、自分たちの息子なわけですから、一緒に捜索してくれるでしょう。実家の親たちからも夫に連絡をしてもらえば、「妻も両親も心配させてしまって申し訳ない」と思い、帰ってきてくれることも期待できます。
夫の行きつけのお店や、休みの日によく出かける場所、昔デートした場所や思い出の場所など夫が行きそうな場所として考えられる場所はすべて探してみましょう。
自殺を考えている可能性がある場合、すぐに警察に相談して捜索願を出すことも重要です。警察は緊急性があったり命の危険性があったりすると判断すればすぐに捜索を開始してくれるでしょう。
そのため、捜索してもらうために、遺書などがあれば必ず持参して警察に行くようにしてください。
警察に捜索願を出しても捜索してもらえない、もしくは捜索してもらえているがなかなか見つからないといった場合は、人探しのプロである探偵に依頼することも有効です。
警察が積極的に捜索してもらえない案件でも探偵なら依頼すればすぐに捜索を開始してくれます。
参考記事:探偵の人探し調査はどんな方法?プロの方法と自力でできる人探しの方法
夫の会社やお店が倒産してしまい、支え合うべき夫が失踪してしまったら、生活していくのも大変になってしまうでしょう。その場合は、生活保護の申請ができます。
また、お子さんがいる場合は児童扶養手当も申請しましょう。父母の生死が不明である場合、離婚していなくても支給されます。
生活保護や児童扶養手当を申請する際、「夫の失踪が嘘ではない」ということを証明するためにも警察への捜索願の提出事実があればスムーズに対応してもらえるでしょう。
夫が失踪して帰ってこないとき、多くの妻は心配でたまらないという気持ちになっていると思いますが、中には離婚したいと考える方も少なくないでしょう。
反対に、絶対に離婚したくないという方もいると思います。
この章では、夫が失踪してしまった場合に、離婚したい場合と離婚したくない場合に取れる方法をご紹介します。
失踪した夫が「これ以上、家族に迷惑をかけたくない」と勝手に離婚届を偽装して知らない間に離婚届を出してしまう可能性もあります。
離婚届を偽造して提出することは違法行為ですが、万が一受理されてしまうと離婚が成立してしまいます。
勝手に離婚届が受理されるのを防ぐために「離婚届不受理申出」を提出して離婚を阻止しましょう。これを役場に提出しておくことで、夫が離婚届を出しても勝手に受理されることはありません。
離婚したい場合は少し手間がかかりますし、失踪から3年経過している必要があります。さらに、夫が死亡している可能性が高い状況であることも必要になります。
離婚したい場合は、家庭裁判所に離婚訴訟を申し立てることが必要です。裁判の通知は失踪している夫には届けることはできませんので、欠席裁判のような形で裁判が進んでいき離婚が成立することになります。
失踪した夫との離婚するためには「夫が失踪してから3年が経過した」という事実認定をする必要があるので、こちらも警察に捜索願を出しておくことが大切です。
失踪には色々なケースがありますが、倒産が原因で失踪している場合、一番怖いのは自殺を考えて失踪している可能性が高いということです。
発見が遅くなればなるほど発見率も低下してしまいますし、命の危険も大きくなります。夫が失踪してパニックになっているかと思いますが、まずは落ち着いて警察に捜索願を出しましょう。
それと同時に、探偵に人探し調査を依頼することで、発見できる可能性が格段に上がります。調査するタイミングが早ければ早いほど無事に帰ってきてくれる確率も上がりますので、一人で抱え込まず、まずは探偵の無料相談窓口をご利用ください。