皆さんもコロナの影響で自宅待機など、外に出る機会も少なくなり、スマートフォンを使用する機会が増えたのでは無いでしょうか?
それに伴ってSNSの利用も増えたのでは無いでしょうか?
最近、SNSの写真から自宅が特定されたという事件があったりしましたが、なぜそういった事態がおこるのか、その方法を教えますので興味のある方は読み進めて下さい。
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今の若い世代に関しては、初めからパソコン、携帯電話がある世代になります。
スマートフォンは、さすがに生まれた時にはあったとは言えませんが、自分で携帯電話を持つとなった際にはすでにスマートフォンだった世代が多いと言えます。
40代は、スマートフォンに関して言えば20代後半から30代になって持ち替えた人が多いかと思います。
パソコンに関しても、物心ついた時には自宅にあったというよりは、ついに我が家にもパソコンがきた!というテンションで多感な時期に初めてパソコンが家に来たという方々が多いのでは無いでしょうか?
ここでネットリテラシーの問題が発生します。
若い世代に関しては、新たなタイプのイジメとしてSNSでのトラブルは良く聞く話ですが、
皆がそうでは無く、その手のイジメは極一部ですし、意外と自身の個人情報の取り扱いはしっかりしている人が多い印象です。
しかし、40代以降というと、流行ったとのと言えば、まだガラケー時代にはPCでmixiといったクローズドなコミュニティ内のやり取りや、ガラケーでもモバゲーや割と健全なチャットサイトなどで限られたコミュニティサイトでのやり取りが主流でした。
そして、そのノリのまま、フェースブック、Twitter、インスタグラムなどのSNSを利用してしまう人や、そもそもPC、スマートフォンには、あまり詳しく無い人など、結構な割合でいる世代になります。
そうなるとSNSの利用時に、さすがに住所まで公開してしまう人はおりませんが、
気軽に日記感覚、友達に話すみたいな事を書いてしまう事はよくある事です。
しかし、それこそが危険な事なのです。
ここでは、対策を述べるつもりはありません。
本当に対策するのであれば、アカウントを消してしまう事が一番です。
しかし、そうも行かないかと思います。
では、どのように自宅特定がされるのか?
具体的に知る事によって、各々の対策も出来るかと思いますので話していきます。
一つの具体例として、Twitterのアカウント名は、氏名ではなくニックネームになっているものから自宅判明されるケースを挙げます。
Twitterで、自宅ベランダから撮った夕焼けの写真が投稿されていました。
その写真の様子からすると、住まいはマンションであるようでした。
その写真には、他にも特徴的な風景、近くのマンション、自宅のエアコンの室外機が写っていました。
ただ、これだけでは、自宅は分かりません。
そのTwitterは本アカウントのようでしたが、特に鍵アカウントになっているわけでは無かったので「世界中の誰でも」閲覧できる形でした。
そこで、過去のTwitterの投稿を遡って見ていくと、つい最近引越しをした事、近くのカフェに行った時の写真、自宅近くをウォーキングしている時の写真などが投稿されておりました。
他の投稿は他愛ないものでしたが、ある程度の住んでいる地域が絞れるような投稿がチラホラありました。
友達とのコメントも多くありました。
ここから読み解ける情報として、
下記の物がありました。
引越しをした日時から考えて、自宅ベランダから撮影した夕焼けの写真のところから引越しはしていないという事。
近くのカフェに行った写真から、コースターに書かれた店名が判明。
ウォーキング写真の風景に写っている看板から付近の店などが判明。
上記の情報から、最寄駅判明。
友達とのコメントから、名字と名前の判明。
以上のように、かなり自宅に近づく情報が得られました。
後は自宅ベランダからの写真を頼りに、Googleマップなどで絞っていくと、自宅マンションの位置が特定されました。
また、室外機の位置や、近くのマンションの映り込み、角度から部屋の位置が特定される事となりました。
一つの投稿からは自宅特定に繋がらなくても、何気ない投稿を全体を通して閲覧すると、思っているより自分の情報が開示されている事が分かって頂けたと思います。
また、友人とのコメントのやり取りの際に〇〇ちゃん、〇〇さん等と書かれていれば、本人がアカウント名をニックネームにしていても、本名が判明する事もあります。
行方調査となった際は、逆にこういったSNSを対象者が残してくれていれば、探す際には大いに役に立ちます。
ただ、自らの住所を自覚がない内に晒しているという事もありますので、十分気を付けてSNSライフは楽しみましょう。