夫婦喧嘩はどの家庭にもある普通のことですが、夫婦喧嘩がきっかけで家出となると話は別です。
すぐに帰ってくるだろうとは思っても、なかなか帰ってこないと自殺を考えている可能性や事件・事故に巻き込まれている可能性を考えてしまいますよね。浮気している場合、浮気相手の家に入り浸ってしまっていることも考えられます。
今回は、夫婦喧嘩の末に家出にまで至ってしまう夫・妻の気持ちや、家出した時に考えられる行き先、家出したことがわかったらすぐに取るべき行動について解説していきます。
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なぜ夫が家出をしてしまったのか、その気持ちについて見ていきましょう。
妻がいちいち自分の行動に口出しをしてくるようなケースだと、妻の小言や嫌味から逃げたい一心で家出をしてしまうでしょう。
夫の行動を管理しすぎていなかったか、チクチク小言を言っていなかったか、自分の行動を振り返ってみるといいでしょう。
夫婦喧嘩で気持ちが高ぶってしまい冷静な判断ができなくなっていたり、冷静に話し合いができないと感じたりした場合、男性は一人で落ち着いて気持ちをしずめようとする傾向があります。
感情的になっているときに妻と話し合いをしても、言わなくていいことまで言って余計こじれてしまうかもしれませんし、妻を傷つけてしまうかもしれないため、物理的に距離を置いて冷静になろうとしているのです。
仕事で失敗したときや、降格を受けてしまったとき、お給料を減らされてしまったときなど、男のプライドが傷ついてしまったときも、情けなくて家族のもとに帰れなくなってしまうことがあります。
「妻になんて言えばいいかわからない」「夫として恥ずかしい」という気持ちから家出という形を取ってしまうのです。普段から、夫の仕事に対してプレッシャーをかけすぎないように気を付けることが大切です。
男性の場合、お金の悩みが原因で家出するケースも多いです。ギャンブルや保証人になった相手が逃げてしまったなどで取り立てに遭っていて「とにかく、逃げたい」という一心で家出してしまうのでしょう。
あまりにも借金の悩みが大きいと自殺を考えて家出している可能性も十分に考えられますので、一刻も早く捜索して見つけ出すことが大切です。
夫婦喧嘩をした後に突然家出をした場合、浮気相手の家に行っていることも考えられます。もともと浮気をしていて、妻への愛情が冷めきっているタイミングで夫婦喧嘩をしてしまうと、「いつ離婚することになってもいい」という気持ちで黙って家出してしまいます。
愛情を感じられない妻よりも浮気相手と一緒にいたいという気持ちから家出していると、どんどん浮気相手に気持ちが移ってしまい、本当に離婚に発展する恐れもありますので、家出の捜索に加えて浮気調査も行って、浮気の証拠を入手しておくといいでしょう。
家出した夫の気持ちは上記の通りですが、妻はどのような気持ちから家出してしまうのでしょうか。
夫が家事や育児に協力的でなく、自分ばかりが家事育児に追われていると感じると家出したくなってしまうのは多くの妻が思っていることです。
また、家事や育児に非協力的な夫との夫婦喧嘩が絶えないというのもよくあることです。
確かに、夫は外での仕事を頑張っていると思いますが、家事や育児も立派な労働です。「家事・育児は女がやって当たり前」という考えですべてを押し付けていると、妻が家出してしまうどころか、離婚に至ったり、夫への愛情が冷めきってしまったりということも考えられます。
可能な範囲でいいので、妻に家のことをすべて任せっきりにするのではなく、フォローしてあげる意識を持つといいですね。
夫の家族と同居しているケースや、夫の家族が近くに住んでいて頻繁に家にくるようなケースだと、姑の存在から逃げたいという気持ちから家出をすることも多々あります。
どんなに夫の家族が良い人たちであっても、やはり嫁からすると姑にはかなりの気を遣ってしまいますし、嫌味や小言など言われていればストレスもかなり溜まってしまい、姑から逃げたい一心で家出をしているのかもしれません。
夫が浮気をしていることに気が付いたために家出をすることもあります。夫の浮気があまりにもショックで「浮気を辞めてほしい」というメッセージを込めて家出をしているケースもありますし、夫の浮気に嫌気がさして離婚を考えているケースもあります。
反対に妻自信が浮気をしていて、浮気相手と一緒にいたいがために家出をするケースもあります。
特に、夫婦喧嘩の末に家出した場合は、夫の嫌な部分がクローズアップされているので、ますます浮気相手にのめりこんでしまう可能性があります。妻が浮気している可能性があるのであれば、少しでも早く家出した妻を見つけ出して浮気相手のもとから引き離さないと手遅れになってしまう危険性があります。
参考記事：妻の浮気調査を自分で行う方法と探偵に浮気調査を依頼すべき5つの理由
夫から暴力を受けている場合や、心的暴力＝モラハラを受けている場合も、妻はちょっとした夫婦喧嘩をきっかけに家出をしてしまいます。
夫から暴力を受けていて身の危険を感じている場合は、弁護士や警察に相談していることも考えられますので、そうなると妻に帰ってきてもらって夫婦関係をやり直すことは相当ハードルが高くなってしまいます。
DVやモラハラの問題があるのであれば、カウンセリングを受けるなど時間をかけて夫婦関係を修復していくしかありません。
夫があまりにも仕事で忙しくしていたり、夫から女として見てもらえなかったりして寂しい思いをしていると、夫にかまってほしいという気持ちから家出をするケースもあります。
仕事が忙しいのは仕方がないことですし、仕事を頑張っているのはほかでもない家族のためだと思いますが、妻の寂しいという気持ちに気づいてあげることも大切でしょう。
離婚を考えている妻の場合、家出をきっかけに別居をして離婚を進めていきたいと考えている可能性もあります。
計画的な家出なので、生活に必要なものはすべて持って家出をしているはずです。別居のきかっけのために家出しているのであれば、離婚の準備が着々と進められている可能性がありますので、夫婦関係を修復するのは至難の業と言えます。
夫婦喧嘩がきっかけで家出する場合、どこに行くことが多いのでしょうか。
「家出した妻・夫を自力で探したいけど、どこを探せばいいのかわからない」という場合はぜひ以下の場所を参考にして探してみてください。
ファミレスやファーストフード店は家出の行き先として多くの人が利用する場所です。
フリードリンクを利用すれば数百円で長時間いることができますし、友達を呼んで話を聞いてもらったり相談に乗ってもらったりすることもできますので、少し頭を冷やすには最適の場所と言えます。
ただ、ファミレスやファーストフード店で寝泊まりすることはできないので、短期間の家出に使われることが多いです。
寝泊まりして数日～数週間家出しようとしている場合は、ネットカフェに滞在していることが多いです。
ホテルよりも安いので、長期間の家出に使われることもあります。ただ、ホテルに比べると狭くて寝心地も悪く、プライバシーもあまりないので、妻が長期間の家出に使うことはあまり考えにくいでしょう。
家出先として知人の家も多くの人が考え付くところでしょう。
友人の家であれば、そこまで気を遣うこともありませんし、夫婦喧嘩の愚痴を聞いてもらったり普段から感じている不満を吐き出したりしてストレスも発散できるため、一石二鳥です。
家庭のある友人の家であれば数日で出ないと申し訳ない気持ちになりますが、独身でひとり暮らしをしている友人の家であれば、長居してもそこまで気を遣わないので、家出が長期化してしまう恐れもあります。
家出先として心当たりのある友人がいれば、できるだけ早く連絡をして早く帰ってくるように説得してみるのがいいですね。
妻の家出先として一番多いのが実家です。もちろん、夫が家出する際も候補に入ってくるのが実家です。
親は子供がいくつになっても味方ですし、子供が帰ってきてくれることはどんな理由があっても嬉しいものなので、快く受け入れてくれるでしょう。実家なので、滞在するのにお金もかからないですし、そこまで気を遣うこともないでしょう。
家出したとわかった段階で、まず実家に行っていないか聞いてみるのはアリだと思います。
「実家に帰っているならひとまず安心だ」と夫や妻に安心感を与えたくないという人はビジネスホテルに滞在することもあるようです。
ホテルだとお金はかかってしまいますが、ネットカフェよりも快適に過ごすことができますし、周りに家出していることがバレる心配もありません。また、夫や妻をより心配させることもできるでしょう。
ホテルで非日常的な空間を楽しみながら気分転換もできますし、ゆっくりくつろげるので普段のストレスが爆発して家出してしまった場合には最適な家出先かもしれません。
車を所有している場合は、車の中で過ごしている可能性もあります。いわゆる車中泊をしながらの家出です。
寝る場所は狭いですが、自分の車なので気を遣う必要はないですし、自分の好きな場所に行ってそこで寝ることができるので、普段からアウトドアに慣れている人だとそこまで不便を感じることなく家出をすることができます。
探すときは、家の近くか会社の近くの公園や、道の駅を探してみると意外にすぐに見つかるかもしれません。
考えたくないかもしれませんが、浮気している場合、浮気相手の家に滞在している可能性も十分に考えられます。
捜索が遅れると、浮気相手との関係が発展してしまってそのまま駆け落ちしようとすることもありますので、できるだけ早く見つけ出す必要があります。家出した妻や夫の捜索と同時に、浮気相手と不倫している証拠を取れるように探偵に相談するのがお勧めです。
家庭を持っている夫や妻が家出をするのはよっぽどのことです。そのまま放置しても何の解決にもなりませんし、問題が悪化するだけなので、すぐに対処するのが賢明です。では、家出したとわかったら、どのような行動を取ればいいのでしょうか。
夫婦喧嘩はどちらが100％悪いという事はなく、どちらも悪いところがあったはずです。たとえ自分は悪くない、相手が悪いと思っていても、自分の何が悪かったのかを冷静に考え、反省することが大切です。
自分が悪かったことを認めて反省をしなければ、家出から戻ってきてくれてもまた同じことを繰り返してしまう可能性が高いです。
どうして家出するまでの夫婦喧嘩になってしまったのか、どうして家出までしてしまったのか、喧嘩のとき相手はどんな気持ちになっていたのか、家出した夫や妻の気持ちを考えてみることもとても大切です。
夫婦喧嘩での自分の言動を思い出して、もし自分が相手から同じことを言われたりされたりしたら、どんな風に感じるのか相手の立場になって考えてみてください。そのように考えてみれば、「ちょっと言いすぎたかもしれない」「私も悪いところがいっぱいあったな」と思えることができ、家出から戻ってからの仲直りもスムーズにできるようになるでしょう。
自分の中で夫婦喧嘩の反省ができ、相手の気持ちを考えることができたら、家出した夫・妻に連絡を取ってみて、帰ってきてもらうように説得してみましょう。
その際、自分が悪かったことをしっかり謝ることが大切です。そして、早く家に帰ってきて仲直りしようということを伝えてみてください。あなたの誠意が伝わればきっとすぐに帰ってきてくれるでしょう。
家出した夫や妻がスマホを持たずに出ていってしまった場合や、連絡をしても一切の返事がない場合は、持ち出されたもの・残されたものを確認しましょう。計画的な家出や、長期に渡って家出しようと考えている場合には、通帳や現金、身分証、多くの衣類が持ち出されていることが多いです。
逆に、これらのものが無くなっていなければすぐに戻ってくるか、もしくは事故や事件に巻き込まれた可能性も考えなければいけません。
夫や妻がSNSをしているのであれば、SNSをチェックするのも行き先の手掛かりをつかむうえで有効です。
投稿された画像や文章から家出の行き先を突き止めることができるかもしれません。
実際に、妻や夫が行きそうな場所、思い当たる場所を探してみるのも有効です。近所のファミレスやネットカフェ、スーパーなど行きそうな場所を実際に探してみましょう。その際、共通の友人に連絡して友人の家に行っていないか聞いてみるのもいいですね。
また、相手の実家には連絡しにくいかもしれませんが、捜査の協力をしてもらえる可能性が高いので、気まずくても連絡してみて一緒に探してもらうのがいいでしょう。
夫や妻が家出してしまったら、いつ帰ってくるのか、いつまで家出するつもりなのか気が気じゃないですよね。
夫婦喧嘩が原因で家出してしまっても、たいていは1週間程度のプチ家出で帰宅し元の夫婦関係に戻ることが多いようです。
しかし中には半年以上の長期間帰ってこない場合や、家出を放置した結果、離婚問題にまで発展してしまった場合もありますので、安心はできません。特に、1週間を超えても家出から帰ってこない場合は、深刻な事態になる可能性が高いので、すぐに本格的な捜索を開始すべきでしょう。
1週間経っても家出から帰ってこない場合、自分の意思で家出したわけではない可能性があります。
事件や事故に巻き込まれたために帰れなくなっているとしたらすぐに発見しなければ命の危険もあります。家出する原因がわからない場合はすぐに捜索を開始すべきでしょう。
最初は夫婦喧嘩がきっかけで突発的に家出したかもしれませんが、一人になって考えているうちに自殺を考えてしまうこともあります。
家出中に自殺を考えてしまうのも命にかかわる危険な状態なのですぐに発見しなければいけません。
命の危険はないですが、長期で帰ってこない場合、浮気相手の家に入り浸っていることも考えられます。
この場合は、家出の期間が長くなればなるほど、浮気相手に心が移ってしまい、夫婦関係の修復がどんどん難しくなってしまいますので、できるだけ早く発見し、家に帰ってくるように説得する必要があるでしょう。
長期にわたって家出から帰ってこない場合は、以下の行動を取る必要があります。
自分の意思で家出をした場合は、帰ってくるのを待ちたいと思うかもしれませんが、家出中に事故や事件に巻き込まれる可能性も0ではありません。また、自分の意思で家出しても自殺を考えている可能性があれば、命の危険があります。
なかなか帰ってこなくて不安に感じた場合は、警察に捜索願を届け出ることをお勧めします。
参考記事：家族や大切な人が家出した！警察に相談した時の対応と警察以外の相談先
家出から帰ってこなくて心配になって警察に捜索願を出しても、残念ながら必ずしも捜索してくれるとは限りません。
自分の意思で家出しているとなれば、なおさら「事件性はない」と判断されて積極的に探してもらうことは難しいでしょう。もし、警察がなかなか動いてくれずに発見が遅れそうな場合や、一刻を争う事態だと感じた場合は、探偵に人探し調査を依頼するのがベストです。
探偵は警察と違って、依頼さえすればすぐにでも捜索を開始してくれますし、警察顔負けの本格的な人探し調査をしてくれるので発見できる可能性もかなり高いです。
「たかが夫婦喧嘩が原因の家出・・・」と甘く見てはいけません。
数日で帰ってくるだろうと思っていた家出だったのに、長期の家出になってしまうこともありますし、家出がきっかけで離婚にまで発展することは珍しくありません。
事態を悪化させてしまう前に、探偵に相談して家出人調査をすることを検討してみるのがいいでしょう。
1日でも早くパートナーを発見し、夫婦関係を修復できることを願っています。
