「家出した家族を探したい」
「お金を貸して行方が分からなくなった人を探したい」
「恋人が突然行方不明になってしまった」
など、人探しをしたい理由はさまざまですよね。
もちろん、自分でも探してみようとすると思いますが、自力での捜索は時間も労力もかかるうえに、確実に探し出せるかどうかはなんとも言えません。
そんなときは、興信所や探偵など人探しのプロに人探し調査を依頼するのが一番ですが、調査費用がいくらになるのか気がかりでしょう。
そこで今回は、興信所や探偵に人探し調査を依頼した時の費用相場や費用を抑えるコツをご紹介していきます。
Contents
まずは、一番気になる人探しの相場の費用から見ていきます。
興信所に人探しを依頼した時の費用相場は10万円～100万円ほどです。
かなり幅があって参考にならない！感じた人もいらっしゃるでしょう。しかし、調査内容や調査の難易度によって金額は変わりますし、調査に当たる探偵の人数が多ければ多いほど調査費用は高くなります。
また、「たぶんこの辺の地域にいると思う」という場合と「居場所がまったく想定できない」という場合だと、調査しなければいけない範囲も変わってきますので調査費用も変わってきます。
興信所の人探し費用の内訳としては主に【着手金】【追加料金】【成功報酬金】【諸経費】に分けられます。
成功報酬制を取り入れていない事務所は、着手金と成功報酬金を合わせて調査料金としているところもあります。
また、調査料金は
【調査に当たった探偵の数】×【1時間あたりの探偵の報酬】×【調査にかかった時間】
で計算されます。
人探しの費用相場に大きく差が出てしまうのは、調査にあたった探偵の数の差であったり、調査にかかった時間の差だったりが影響しているからなのです。
なお、追加料金については、調査の難易度が想定よりも高く、追加で調査をしなければ対象者を発見できない場合や、対象者が反社会的勢力に所属しているなど、調査にあたっている探偵の命の危険があるような場合に請求されることもあります。
先ほどの章で、興信所の人探し費用の相場についてご説明しましたが、費用相場に差がありすぎてあまり参考にならないと感じた方も多いでしょう。
そこで、この章では、実際に調査の依頼があった事例をもとに、どのようなケースだといくらくらいで依頼できるのかご紹介していきたいと思います。
3年ほど前にお金を貸して返してもらおうと思って連絡したら引っ越してしまっていて連絡がつかないというケースです。手掛かりとして名前、年齢、前の住所、借用書があります。
調査料金：75,000円
成功報酬金：0円
合計費用：75,000円
家出した息子が1ヶ月以上帰って来ないので探してほしいというケースです。警察に捜索願を出したものの、自分の意思での家出で事件性はないと判断され、探してもらえません。友人の家やネットカフェなどはすでに自力で捜索済みです。
調査料金：175,000円
成功報酬金：0円
合計費用：175,000円
妻の様子が変でスマホをのぞいてみると妻が浮気していることが判明。妻を問い詰めても相手のことは話してくれないので興信所に浮気相手の人探しを依頼したケースです。手掛かりは名前とおおよその年齢、LINEのアカウントです。慰謝料請求を考えているので浮気相手の特定だけでなく浮気の現場も押さえたいという案件です。
調査料金：215,000円
成功報酬金：50,000円
合計費用：265,000円
8年前に離婚してその後しばらくして音信不通になってしまった妻が今どうしているのか知りたいというケースです。手掛かりは名前、生年月日、昔の住所、以前の連絡先です。
調査料金：145,000円
成功報酬金：35,000円
合計費用：180,000円
ここまでで、興信所に人探しを依頼した時の費用相場や、実際の調査費用の例を見てきましたがいかがでしょうか。
「けっこう高い・・・」「こんな金額出せない・・・」
と感じたかもしれません。
しかし、探偵や興信所に人探しを依頼することには多くのメリットがあります。
興信所に人探しを依頼する一番のメリットはやはり成功率を格段に上げられるという点でしょう。
お金をかけたくないからと思って、自力で必死に探しても、見つけられずに徒労に終わる可能性もありますし、相手に探していることばバレて余計に探しにくくなってしまうこともあります。
しかし、探偵や興信所は人探しのプロですので、独自のルートで情報を集めたり、探偵ならではのスキルを駆使したりして成功率を確実に上げることができるのです。
なお、成功率をもっと上げるためには、できるだけ早い段階で調査を依頼することと、できるだけ多くの情報を興信所に提供することが重要です。
興信所に人探しを依頼すれば、時間的な負担と精神的、肉体的な負担を減らすことができます。
自力で探そうとすると、インターネットやSNSを地道にチェックして情報を集めたり、知り合いに聞き込みをして情報を集めたりしなければならないため、膨大な時間がかかってしまいます。
さらに、発見できそうな場所に実際行って探すことも出てきますが、仕事や家事と並行して人探しをするのは肉体的にも時間的にもかなり大きな負担がかかることになるでしょう。
興信所に人探しを依頼するメリットとしては、アフターフォローまでしっかりとしてもらえることも挙げられます。
家出した家族を見つけるための人探し調査であれば、家出した原因を突き止め、家出の再発防止までフォローしてもらえますし、浮気相手を探す調査であれば、慰謝料請求のための弁護士紹介まで行ってくれるところもあります。
興信所は、もちろん探したい対象者を探し出してもくれますが、「発見して終わり」ではなく、見つけ出した後、どう対応していくべきか、次にどんな行動を取ればいいのかのアドバイスをしてくれますので、安心して調査を任せることができるでしょう。
費用がある程度かかったとしても興信所に人探しを依頼するメリットは大きいことはお伝えしましたが、それでもやはり、できるなら安く調査を依頼したいですよね。
そこで、この章では、興信所の費用を抑えるために押さえておきたい3つの重要なポイントをご紹介していきます。
興信所の調査費用を抑えるためには、調査にかかる時間を短縮することが必要です。調査にかかる時間を減らすためには、できるだけ多くの手掛かりを提供することが重要になります。
手掛かりというと大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、
・最近悩んでいる様子だった
・趣味は●●
・最近転勤した
など、些細なことでもかまいません。
興信所の探偵は人探しのプロですので、小さな手掛かりを集めてほかの情報と照らし合わせ、より重要な手掛かりとして活用することができるようになります。
人探しの費用を抑えるには、調査の質が高い優良な興信所に依頼することも重要です。ぱっと見の見積もり費用が安くても、質の低い調査しかしてもらえないと、いつまで経っても対象者を発見できずに余計にお金も時間もかかってしまいます。
人探しの実績も経験も豊富で、質の高い調査ができる興信所を選ぶことが費用を抑える上で大切なのです。
行方が分からなくなってからの時間が経てば経つほど、対象者に関する情報は得られにくくなります。情報が得られないと手掛かりが掴めないので、調査が難航してしまい、結果的に費用も高くついてしまいます。
費用を抑えるためには、目撃情報などの手掛かりが比較的掴みやすい失踪直後に興信所に調査を依頼するのがベストです。
人探しの費用を抑えるためにできるだけ多くの情報を探偵に提供しておくことが大切であることは先ほど述べましたが、具体的にどんな情報があるといいのでしょう。
以下にご紹介する情報は手掛かりになりやすいので、ぜひ集めておくといいですね。
・氏名やニックネーム・生年月日
・電話番号、メールアドレス
・現在の勤務先もしくは以前働いていた勤務先
・実家や前に住んでいた住所
・車のナンバーと車種
・出身校
・写真（できるだけ最近のもの）
・SNSのアカウント
・趣味
・交友関係
・最近の悩み事
・最近あったトラブル
他にも、対象者に関して気になることがあれば、探偵に話しておくといいでしょう。些細な情報でも大きな手掛かりになることもあります。
調査費用を抑えるためのコツとして、質の高い調査をしてくれて信頼できる興信所を選ぶことも大切だとお伝えしました。では、どんな興信所を選べば費用を抑えることにつながるのでしょうか。
かなり基本的なことではありますが、探偵業届出を出していない事務所は悪徳探偵である可能性が極めて高いので、絶対に選ばないようにしましょう。
探偵業届出は探偵業を営むうえで公安委員会に提出しなければならないもので、これがないと法的に営業が認められないのです。
探偵業の許可をもらっていれば、探偵業届出番号が割り振られますので、ホームページなどでその番号を確認するようにしてください。
興信所の中には浮気調査や企業調査をメインにしていて、人探しの実績がほとんどない事務所も存在します。
ホームページの取り扱い欄に人探しの項目があったとしても、載せているだけで実際はほぼ100％浮気調査しかしていない事務所もあります。
本当に人探し調査に実績があるのかどうか、ホームページの事例を確認したり、無料相談の際に詳しく聞いてみたりするのもアリですね。
難易度の高い人探し案件では、対象者を発見できずに追加調査になることもありえます。
追加調査になれば通常は追加料金が発生することになりますが、その追加料金がどんな場合に発生するのか、いくら発生するのかきちんと説明してくれるかどうかも見ておくべきです。
追加料金についての説明がしっかりとされている興信所であれば信頼できるでしょう。
探偵や興信所を探す際、インターネットで調べて決める方がかなり多いと思いますが、インターネットの広告で誇大広告をしている事務所は選ばないほうが無難です。
「人探し成功率100％」
「絶対に見つけ出します！」
などという広告は誇大広告です。そもそもこの世に100％や絶対と言えることはありませんので、こういった広告を出している事務所には注意しましょう。
調査費用はできるだけ安く抑えたいというのは誰しも思うことですが、あまりにも料金が安すぎる設定の興信所は避けたほうがいいです。
相場よりかなり費用が安い場合、調査にあたる探偵の人数を削っていたり、プロの探偵ではなくただのアルバイトに調査をさせていたりする可能性があります。
また、最初の見積もりだけ安く設定しておいて、後から追加料金で荒稼ぎしようとする悪徳探偵も存在しますので、料金は相場の範囲内であることも選ぶうえで重要と言えるでしょう。
興信所の事務所をきちんと構えているかどうかもチェックポイントです。無料相談の面談をファミレスやカフェで行おうとしている事務所は、事務所を構えていない可能性があります。
どんなに小さな事務所であっても、無料相談は事務所で行ってもらうほうがいいでしょう。架空の事務所として営業してお金をだまし取ろうとする業者もありますし、万が一トラブルになったときに所在がはっきりしていないと後々困ってしまいます。
興信所の料金は主に時間料金制、パックプラン、成功報酬プランがあります。調査時間が多くかかりそうな場合はパックプランがお得になりますし、すぐに発見できそうな場合は時間料金制がいいでしょう。
いずれにしても、自分のケースに合った料金プランで調査を依頼するのがいいので、希望のプランがある事務所を選ぶといいですね。料金プランについては【人探し調査の3つの料金プラン】で詳しく解説しています。
興信所を選ぶうえで調査を担当してくれる探偵の人柄が信頼できそうか、自分と相性が合いそうかも重要なポイントです。
調査をしてもらう上で、あなたの希望や調査の方針など話し合うこともありますし、調査の進捗状況を報告してもらう場面も出てきます。
相性が悪く、意思疎通が難しい相手だと調査中、精神的なストレスを感じてしまうことになりますので、人柄も選ぶうえで重要な項目なのです。
興信所に人探しを依頼する際の費用について解説してきました。思っていたよりも金額が高く、依頼を断念しようか迷ってしまうかもしれませんが、やはりプロの調査で発見の確率も格段にあがりますし、発見までのスピードも素人とは全然違います。
今回ご紹介した、調査費用を抑えるコツを参考に、金額を抑えながら人探しを成功させていただければと思います。
当事務所でも無料相談や無料お見積りは随時おこなっておりますので、まずはいくらで調査が可能なのかどうかを聞きに来るだけでもいいと思います。スタッフ一同、ご相談お待ちしております。
