人探し調査を探偵に依頼したいけれど、いざ調べてみたら料金が高くて迷ってしまっている・・・という方は少なくないでしょう。
探偵の人探し調査は高度な技術や知識と訓練が必要な調査なので、どうしても料金が高くなってしまうのです。
そこで今回は、人探し調査を探偵に依頼した場合の料金の相場や調査料金プランの種類、そしてできるだけ料金を安く抑えるためのコツについて詳しく解説していきます。
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探偵の調査費用を賢く抑えるためには、調査費用がどうやって決まっているのかを知っておくことが大切です。
探偵の調査費用は
【調査に動員された調査員の人数】×【調査員の費用(/時間)】×【調査にかかった時間】+【諸経費】
で算出されます。
つまり、料金を安く済ませるためには
・調査員の数を減らす
・調査にかかる時間を減らす
・調査員の費用が安い事務所を選ぶ
・諸経費が安い事務所を選ぶ
ことが必要になってきます。
参考記事:行方調査を探偵に依頼した場合の調査方法や費用相場・実際の調査事例
探偵の調査料金の決め方については前の章でご紹介しました。調査料金の内訳を考えると、安く抑えるために削れる部分と削ってはマズイ部分があることがわかるでしょう。
そのため、調査料金があまりにも安い探偵事務所は、料金を抑えるために削ってはいけない部分を削ってしまっている可能性があります。
探偵の調査費用の中でもっとも大きな比重を占めているのが人件費です。料金を押さえたいのであれば調査員の数を減らせば料金は低額になりますが、調査員の数を減らすという事はそれだけ調査が進みにくくなるということです。
結果的に、料金は抑えられても探したい人がなかなか見つからず、発見するまでに時間がかかってしまい見積もり以上の料金に跳ね上がるという本末転倒なことになりかねません。
人件費を削るために、調査員の質を落として一人当たりにかかる人件費(探偵のお給料)を減らしている可能性もあります。
まっとうな探偵事務所であれば、調査員はきちんと訓練を受けていて実務経験のあるプロを雇っていますので、1時間で1人の調査員あたり15000円~25000円くらいかけています。
しかし、料金を抑えるために訓練をまともに受けていないただのアルバイトを雇っている事務所も中には存在するのです。調査料金を抑えられたとしても経験も訓練も受けていないアルバイトに調査をされても人探し調査の成功率は極めて低くなってしまい、探偵に依頼した意味がなくなってしまうでしょう。
人探し調査の料金相場を期間別に見ていきます。期間が短く終わる調査ほど難易度が低くなるため、料金も安く済みます。
家出人の捜索や失踪人の捜索で情報が多ければ1週間程度で発見できます。そのような調査では15万~25万ほどで調査が可能です。
情報が少ないと2週間程度かかってしまうこともあります。その場合は30万~40万ほど費用がかかります。
なかなか発見できずに調査範囲を広げたり、調査員の数を増やしたりして調査を進める場合、1か月以上かかることもあります。
かなり難易度が高い調査になりますので、50万~100万円以上になることも考えられます。
人探し調査の料金は、調査の難易度が上がれば料金も上がります。では、どのような調査案件だと難易度が高くなるのでしょうか?
・調査しなければいけない場所の範囲が広い
・調査対象者に関する情報が少ない
・調査対象者と依頼者との関係が薄い
・行方不明になってからかなりの年月が経っている
・調査対象者がわざと身を隠している
などの特徴がある案件の場合、調査の難易度が上がってしまうため、調査にかかる時間、人数、労力が増えて費用も上がってしまうのです。
調査料金が安すぎる探偵に調査を依頼するのは調査の質が下がってしまい成功率もガクンと落ちるのでお勧めできないことはすでにお伝えしましたが、それでもやはり少しでも料金を安く抑えたいと思いますよね。
この章では、人探しの調査料金を安く抑えるためのコツをご紹介していきます。
探偵と言ってもすべての探偵事務所で人探し調査を扱っているわけではありません。また、人探し調査を扱ってはいるものの、実際の業務内容はほとんどが浮気調査で人探しは看板を上げているだけ、というケースも少なくないのです。
料金を安く抑えるためには調査にかかる時間を減らすことが大切ですので、経験豊富で実績のある探偵に調査を依頼することが費用を抑えることにもつながります。
1つの事務所に無料相談に行っただけで契約を決めるのではなく、複数の探偵から見積もりをもらうことで、比較して一番安い探偵を見つけることができます。
ただし、見積もりはあくまで見積もりで、実際の調査の難易度によって料金が変動することは頭に入れておくべきでしょう。
人探し調査を短期間で成功させるためには、できる限り多くの情報を探偵が調査開始の段階で持っておくことが重要になります。
手掛かりが多ければ多いほど調査がスムーズにでき、発見の確率も上がるためです。探してほしい人の情報をできるだけ多く集めておきましょう。
調査料金を安く抑えたいのであれば、探偵の調査を依頼してから丸投げにするのではなく、探偵の調査に協力することも大切です。
探偵のようなプロのスキルや知識がなくてもできる調査は存在します。自分でもできるインターネットを使った探し方やSNSを使っての調査は自力でやってみて、もし小さな手掛かりであっても掴むことができれば、探偵の本格的な調査の後押しにつながります。
行方がわからなくなってから時間が経ちすぎてしまっていると、手掛かりも掴みにくくなり、結果的に調査にかかる時間が増えてしまいます。
調査期間を短くして費用を抑えるためには、行方がわからなくなってすぐに探偵に調査を依頼するのが重要です。
費用を抑えるために、調査に出せる金額の上限を前もって決めてしまうのもアリです。探偵に「50万円までは出せるけど、それを超えたら調査を打ち切りにしてほしい」と伝えておけば、それ以上の金額がかかることはありません。
人探し調査の料金プランは大きく時間料金制とパックプラン、成功報酬制の3つに分けられます。この後の章で詳しく解説していきますが、これらのうちどのプランが一番自分に合っているのかを見極めて選ぶことで費用を安く抑えることができます。
自分の場合、短期間の調査で終わりそうなのか、情報が少なく難易度が高そうなのか、などを踏まえて最適なプランを選ぶといいですね。
先ほど軽く触れましたが、ここでは人探し調査の料金プランについてより詳しくみていきましょう。
時間制プランは、調査にかかった時間によって料金が決まるプランです。
探したい人の情報が正確かつ豊富にそろっている場合は、調査期間が短くなる可能性がありますのでその場合は時間制プランがお勧めです。
時間制プランは調査が早く終われば終わるほど費用も安く抑えることができるというメリットがあります。
逆に、探したい人の情報が少なく、行方不明になってから時間がかなり経っている場合は調査に時間がかかるため費用もかなり跳ね上がってしまいます。そういう場合は他のプランを検討したほうがいいでしょう。
パックプランは、一定の調査期間が料金に含まれていて、パック1時間あたりの料金に換算すると、時間制プランよりも安い傾向にあります。捜査対象者についての情報が少なく調査が長引く可能性が高い場合は、パックプランのほうがお得になるのでおすすめです。
ただし、もしも調査開始後すぐに「探していた人を発見できた」となっても、パックプランで決められている料金は支払わなければいけないことは念頭に置いておくべきでしょう。
成功報酬プランは、調査が「成功」した場合にだけ報酬を払うというプランで、数万円の着手金のみ支払えばいいので依頼者側に費用のリスクが少ないのがメリットです。
仮に調査の難易度がかなり高く、成功しなかった場合は着手金のみの支払いとなり、費用を抑えることができます。手掛かりが少なく、調査の難易度がかなり高いと思われる場合はこのプランで調査してもらうのもアリでしょう。
ただし、依頼者側にメリットが大きいように見えますが、1番トラブルが多い料金プランもこのプランなのです。
探偵側が考える成功の定義と依頼者側が考える成功の定義にすれ違いがあると、探偵は「調査が成功したので払ってください」と言っても依頼者は「成功してないから料金は払わない」となってしまうのです。
もし成功報酬プランで依頼する場合は、成功を何とするのかを探偵としっかりすり合わせておくことが重要です。
ここまでで、探偵に人探し調査を依頼した場合の料金相場や安く抑えるコツについてご紹介してきましたが、「もっと安く調査したい」「探偵に依頼しない方法も知りたい」という方のために、自力で探す方法についてもみていきましょう。
労力や時間は惜しまないという方や、どうしても人探しに費用をあてられないという方は、以下のような方法を試してみるのもいいですね。
探したい相手のFacebookやTwitter、Instagramなどの投稿をチェックして情報を集めたり、探したい相手の情報をTwitterなどで拡散して目撃情報や手掛かりを集めたりする方法があります。
この方法はかなり費用を抑えることができるというメリットがある反面、手に入った情報が正確かどうかわからないですし、時間と労力もかなり必要になるというデメリットがあります。
調査対象者に関する情報が書かれたビラを作成して配布するという原始的な方法もあります。ビラを作成する費用と配る労力が必要になります。
この方法は配布している地域の人の目に触れますし、アナログな方法なのでネットをあまり利用していない人にもアプローチできるのが大きなメリットです。ただ、面白半分で偽の情報を提供してくる人も存在しますので精神的にもきつい方法だと言えるでしょう。
探したい人が行方不明になっている家族や親せきの場合は、まず警察に捜索願を提出してください。緊急性が高い場合や事件に巻き込まれた可能性がある場合、優先的に捜索してもらえます。
しかし、ただの家出だと判断されたり、事件性がないと判断されたりすると積極的に探してもらうことは難しいので、確実性はないと言えます。
参考記事:家族や大切な人が家出した!警察に相談した時の対応と警察以外の相談先
今回は、人探しを探偵に依頼した時の料金プランや料金の相場、料金を安く抑えるコツについてご紹介いたしました。
自力で探すのは、体力的にもきついですし、時間もかなりかかってしまいますので自分で探してみたけど限界かも・・・と思ったら、探偵に依頼したほうが賢明でしょう。
できるだけ安く、そして確実に見つけ出してもらうためには、行方不明になってからすぐに相談することが大切です。