カテゴリ:人探し
中学生や高校生のお子さんが反抗期を迎えることは決して珍しいことではなく、むしろ普通のことです。そして、反抗期の子供が家出をするということも、どこの家庭にも起こりえます。
たいていの場合、1日~数日すれば自分で帰ってきますが、中には犯罪に巻き込まれてしまったり、逆に自分が犯罪を起こして加害者になってしまったりして取り返しのつかない事態に発展することもあります。
とはいえ、どうやって捜索すればいいのか、どこに相談すればいいか分からない方がほとんどでしょう。大切な子供が家出してしまって冷静さを失っている方も多いかもしれません。
そこで今回は、家出先で考えられる場所やお子さんを探す方法、無事に帰ってきてから再び家出を繰り返すことを防ぐために大切なことをまとめていきます。
この記事が、反抗期のお子さんが家出してしまってショックを受けている親御さんの少しでもお役に立てれば幸いです。
Contents
まずは、お子さんが反抗期を迎えているのかどうか、その反抗期の特徴を見ていきましょう。
反抗期の特徴とは以下のようなものです。
・暴力的な行為や言動をする
・すぐ物にあたる
・両親に暴言を吐く
・校則を守らない
・未成年なのに飲酒や喫煙をする
・深夜まで家に帰ろうとしない
・機嫌が悪いと大きな音や声を出す
・部屋に引きこもってまともに会話しようとしない
・挨拶や返事をしない
上にあげたような反抗期と思われるサインをお子さんが発していると感じたら、お子さんを愛しているということをナチュラルに感じさせる家庭環境を作ることを意識することが大事です。自分が帰ってくる場所、落ち着けて心を休められる場所は自分の家なんだと感じさせてあげられれば思春期特有の精神不安定を緩和させることが出来るはずです。
反抗期になってしまうとどうしても親に反発してしまうことも多いのですが、完全に放置されてしまうと、それはそれで寂しくなり、さらに反抗的になってしまうものです。
反抗期のお子さんとは適度な距離感を保ちながら愛情を注いであげることが大切なポイントです。
反抗期のお子さんが家出してしまったら「反抗期だし、家に帰ってこないこともあるか・・・」と楽観的に考えてしまいがちですが、大きな事件やトラブルに巻き込まれることがあります。
特に、反抗期の娘・息子だからこそ、自分は親に頼らずやっていけると勘違いしているので無茶な行動を取ってしまいがちなのです。
以下にご紹介する事件につながるケースは増えてきていますので、お子さんが家出した際にはリスクを考えてしっかりと捜索の対応をとったほうがいいと言えます。
神待ち行為とは、SNSやネットの掲示板を使って、その日泊めてくれる人を探す行為のことを言います。
高校生など若い女性がそのような投稿をすれば、体目的で返信をする男性は非常に多く、最悪のケースでは神待ち行為によって強姦されてしまったり妊娠させられてしまったりすることもあります。
また、風俗店関係者にその投稿を見られると風俗店での強制労働に発展してしまうケースもあります。
反抗期の息子の場合は、万引きや強盗、恐喝といった犯罪に手を染めたり、犯罪グループに目を付けられて犯罪に協力させられたり、違法行為をさせられたりするケースが少なくありません。
家出中に犯罪を起こし、警察に逮捕されてから親が気付くという最悪な状況も考えられるのです。
では、子供が家出するとなると、どのような場所に行くことが多いのでしょう。
お子さんの年齢にもよりますが、車を運転できるような年齢の場合、行動範囲は広くなります。ここでは家出先として考えられる場所を箇条書きでご紹介していきます。
・友人の家や恋人の家
・ネットカフェやファミレス
・近くの公園やショッピングモール
・ビジネスホテル
・道の駅や高速パーキング
・住込みが可能なバイト先
・SNSや失踪サイト上で声をかけてきた人の家
お金がかからない場所を家出先としていればいいのですが、お金がかかるようなホテルやネットカフェに滞在している場合、所持金が底をついたり、協力者がいなかったりすると思いつめてしまって自殺につながる可能性が上がるとも言われています。
ただの家出と考えず、万が一のことを考えて素早く対応し、捜索することで早期発見につながります。家出の場合、自分の意思で失踪しているため、警察はなかなか捜索に踏み切ってくれないことも多いので、その場合は探偵に家出人調査を依頼して対応してもらうのが良いでしょう。
たいていの場合、反抗期の際の家出は数日で戻ってくることがほとんどですが、高校生や中学生の年齢だと家出中に事件や事故に巻き込まれるリスクも高いです。
一番多いのが、犯罪グループに目を付けられてしまい、犯罪の片棒を担がされてしまうリスクです。
詐欺の受け子など、知らない間に犯罪に加担させられてしまうことは珍しくありません。まだ成人前だと高校生とはいえ考えが甘い部分があるので、犯罪なのかどうか、犯罪に加担してしまったらどうなるのかを想像することができにくいために犯罪グループにうまく利用されてしまうのです。
家出を数日以上放っておいてしまうと、家出の際に持ち出した所持金が底をついてしまうことになります。
家出中にバイトをしていればいいのですが、多くの場合反抗期で行き当たりばったりに家出をしているので、途中でお金がなくなるといったことは起こりえます。
お金が無くなると、女の子であれば体を売ってお金に変えようとしてしまいがちですし、男の子であれば恐喝したり万引きしたりしてしまうことが多いです。
自ら犯罪や危険に足を踏み入れることを助長してしまうので、所持金が底をつく前に捜索して探し出してあげることが大切です。
「お金がなくて食べるものを買えないから」「今夜泊まる場所がないから」という理由から出会い系に走ってしまうお子さんもいらっしゃいます。
出会い系で知り合った人に家出中だと知られてしまうと、弱みに付け込まれて無理矢理体の関係を迫ってきたり、その結果望まない妊娠をしてしまったりと大きなトラブルに発展する可能性があります。
犯罪の被害者になるというリスクもありますが、反対に加害者になってしまうリスクもあります。
犯罪を起こし警察に逮捕されてしまうと今後の人生に大きな悪影響を及ぼすことは明らかです。一度加害者になったら自暴自棄になって、そのまま非行に走り続けるというケースも多いため、家出中の非行は親が止めてあげられるように早めに見つけ出して家に帰してあげることが大切なのです。
家出中に一人で悶々と考え続けた結果、人生に嫌気がさして自殺を考えるという最悪なケースもあります。
家出中は一人でいることが多いため、誰にも相談できず、この世には自分の味方がいないんだという思い込みも生まれてきやすいです。捜索が遅れると、自殺してしまうなどの手遅れになるリスクが上がってしまいますので、もともと悩んでいた様子があった場合などはすぐに対応するようにしてください。
高校生や中学生は見た目は大人になりつつありますが、所詮はやはり子供です。家を出て何も連絡がなく1日経ってしまったら、本人の意図に反して事件や事故に巻き込まれてしまっている可能性を考えて、一刻も早く捜索を開始しましょう。
捜索する方法については、以下の3つの方法があります。ちなみに、1日は放っておいても問題ないという意味ではなく、日ごろから連絡もなく夜まで帰ってこないことはなかったなど、普段とは様子が違うと感じたらすぐに捜索を開始すべきです。
まずは自分で捜索するという方法があります。自分での捜索方法はこちらの【家出をして帰ってこないときの探し方】に詳しく書いておりますので、そちらを参考にしてみてください。
なお、自力での捜索は、ある程度のところで見切りをつけてほかの方法に切り替えることが大切です。自力での捜索にこだわり過ぎていると、時間がかかりすぎてしまって大きなトラブルに発展し、取り返しがつかなくなる恐れがあります。
参照記事:【自分で人探し】誰でもできる人探しの方法と探偵に依頼すべき理由
事件に巻き込まれた可能性がある場合や、わいせつ被害や買春などの犯罪に巻き込まれている可能性がある場合は警察に捜索願を出しましょう。
緊急性があり、事件性があると警察が判断すれば積極的に捜索をしてくれます。また、中学生など社会的にも精神的にも未熟とされる年齢の子供が家に帰ってこない場合も緊急性が高いと判断されやすいので捜索してもらえる可能性は高いでしょう。
ただ、自分の意思で家出していて、年齢的にも緊急性が低いと判断される場合は積極的に捜索してもらうことは期待できません。その場合は、次にご紹介する探偵への依頼がベストです。
警察に捜索願を出しても緊急性がないと判断されてしまい、積極的な捜索をしてくれない場合はすぐに探偵に相談して捜索を依頼してください。
警察はケースによって捜索してくれる場合としてくれない場合がありますが、探偵であれば調査依頼を受けたらすぐに家出人調査を行ってくれます。
この場合、調査費用は自己負担となってしまいますが、発見が遅れて手遅れになってしまうリスクを避けるためにも、自力での捜索や警察に任せる以外の捜索手段も検討すべきでしょう。
前の章で、家出したお子さんを探す方法として探偵への依頼をご紹介しましたが、実は家出した人を探す際には探偵に依頼するのが最もお勧めな方法なのです。
その理由としては、まず、警察は事件性がないと動いてくれませんが、探偵は依頼さえすればすぐに捜索を開始してくれる点です。捜索願は受理してくれても、積極的な捜索はしてくれないので、いつまで経っても発見されないという状態になってしまいます。
しかし、探偵は事件性に関わらず、調査員がすぐに調査を開始してくれますので、発見までのスピードもあげることができ、家出中に事故や事件に巻き込まれてしまうリスクを最小限に抑えることができるのです。
たとえ、反抗期で家出中、完全に音信不通で連絡が取れないケースでも、調査のノウハウや探偵事務所のネットワークを活かして見つけることも可能なのです。
探偵に依頼するなどして、家出したお子さんを無事に見つけられても安心しきるのは危険です。家出をするには必ず原因があります。その原因を解決しない限り、また、家出を繰り返す可能性があります。
家出を繰り返すのを防止するためには、以下のことを日常的に意識してみるのがいいでしょう。
・家を出る際は必ず行先を聞く
・コミュニケーションを取る時間を増やす
・毎日、ラインやメールで連絡し合うことを習慣づける
・子供に意見を聞きながら、門限を設定する
・帰りが遅い場合は、前もって連絡をするように話をする
・子供のことを心配していて愛していることをナチュラルに伝える
思春期や反抗期の子供に話をする場合には慎重になる必要がありますし、親としても接し方が難しいと感じることもあると思いますが、子供の意思を尊重することを忘れないようにすればうまくいくでしょう。
反抗期のお子さんが家出してしまったら、一人で悩まず専門家に相談することがベストです。また、無事に発見するためにも残された家族が素早くアクションを起こして、捜索を開始することが何よりも大切なのです。
自分の意思での家出の場合は警察が積極的に動いてくれない可能性がありますので、その場合は探偵に依頼し、迅速に捜索を開始してもらうようにしましょう。
家出人調査の無料相談を受け付けている探偵事務所もありますので、ぜひ気軽に利用してみてください。