「家出した息子を探し出したい」
「生き別れてしまった家族が元気か知りたい」
「初恋の人に会いたい」
会いたい人を探したくても、自力ではなかなか探し出すのが難しいですよね。
そんなときに頼りになるのが探偵事務所や興信所です。
探偵や興信所では、独自のネットワークや捜索方法を駆使してあなたの探したい人を見つけ出してくれます。
今回の記事では、プロの探偵はどのようにして人探し調査を行っているのかを詳しく解説していきます。また、自分でもできる人探しの方法もお伝えしますので、ぜひ試してみてください。
ただし、家出や失踪などの命にかかわる可能性がある緊急性の高い人探し調査に関しては、自力での捜索ではなくプロの探偵に依頼することをお勧めします。
Contents
探偵というと普通に暮らしているとなかなか馴染みがないですよね。人探しを依頼したいけど、こんな相談で受け付けてくれるのか不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
この章では、探偵事務所に寄せられる人探し調査の相談事例をいくつかご紹介していきます。
突然家族が家出して行方不明になってしまった場合は探偵に人探し調査を依頼する方が多いです。
警察に相談しても、事件性がないと捜査に踏み切ってもらえないことがほとんどですので、無事に家族を探し出したいという依頼で探偵に相談に来る方が多いです。
家族同様、恋人が突然音信不通になってしまったというご相談も多く寄せられます。
仕事や人間関係に悩んで突然連絡が取れなくなるということは、特に男性に多く見られます。恋人と連絡が取れず、所在も安否もわからない場合は、できるだけ早く探偵に調査を依頼するのがいいでしょう。
パートナーが浮気をしているとわかったら、浮気相手に対して慰謝料請求をしたいと考えるでしょう。しかし、浮気相手がいることはわかっても、どこの誰かわからず裁判の訴状を送れないケースもあります。
浮気相手の情報が少なく、自分では探し出せない場合でも、探偵に依頼すれば少ない情報からでも見つけ出してくれるでしょう。
浮気相手に対して慰謝料請求を検討されているのであれば、浮気の証拠を取ることも含めて、ぜひ探偵に相談してみましょう。
信用してお金を貸したのに、貸した相手が突然いなくなってしまったら困りますよね。
数万円であれば泣き寝入りで済むかもしれませんが、大金を貸していた場合はそうもいかないでしょう。
お金を貸した相手が突然行方不明になっても、諦めず一度探偵に相談してみてください。
家族や兄弟と生き別れて連絡が取れず、どうしているかわからないという方からのご相談も探偵事務所には多く寄せられます。
対象者の情報や昔の人間関係をたどりながら、現在の様子や生活、どのような仕事をしているのかを調べ、報告します。
なお、日本国内だけでなく外国に移り住んでしまった場合の調査を依頼することも可能です。その場合は、別途出張費がかかる場合がほとんどですので、費用も含めて相談してみるといいですね。
人探し調査は素人に取ってみればかなり難易度の高い調査ですが、プロの探偵はかなりの高確率で対象者を見つけ出してくれます。
探偵はどのようにして対象者を見つけ出しているのでしょうか。
探偵は人探しの依頼を受けたら、捜索する人物が残していった私物を確認します。
印鑑や通帳、大金を持っていっているのか、長期旅行用のバッグは残されていないか、下着はどのくらい持って行っているのかを調べ、長期にわたって帰ってくるつもりがないのかどうかを確認します。
さらに、意図的な家出なのか、自分の意思での失踪ではないのかを判断し、事件性があると判断される場合には警察の捜査も加えて行います。
捜索する人物のSNSからも手掛かりを探ります。行方不明になったあともSNSに写真を載せているケースもありますし、SNSの過去の投稿からよく出没する場所を推定することも可能です。
さらに、SNS上でやり取りしている人物を特定することで、効果的な聞き込み調査を行うこともできます。もしパソコンなどが家に残されているのであれば、パソコンの検索履歴から失踪を計画している様子や失踪後の行き先も推定できるので、行方を追えるスピードもあげることができます。
探偵では、独自に集めた情報ソースを持っていることがほとんどですので、それらの情報を活用しながら捜索する人物を探し出します。
データベースから断片的であっても細かい情報を集め、居場所の候補や関係のある人物を割り出し、少しずつ聞き込み調査などを進めていきます。
多くの情報から対象者につながる情報を見つけ出し、その情報をつなげていくのは気の遠くなる調査ですが、探偵の腕の見せ所ともいえる調査になります。
SNSや情報ソースから様々な手掛かりを掴んだら、聞き込みや張り込みを行い、対象者を見つけ出す調査に入ります。
あらゆることがデジタル化している社会になってきてはいますが、やはり人探しという点でいえば、聞き込みや張り込み調査の重要度は高く、とても効果的な調査方法だと言えます。
また、聞き込み調査を対象者と関わりのある人たちに行う場合、素人が自力で聞き出そうとすると怪しまれてしまい情報を得られずに終わってしまうことも多いです。その点、探偵は相手に不信感を抱かれずに情報を聞き出すスキルに長けていますので、SNSや情報ソースからでは手に入れられない貴重な情報を入手することも可能です。
時間と労力のかかる調査方法ではありますが、人探しを成功させるためにはなくてはならない調査方法です。
急ぎではなかったり、費用が気になってしまったりする場合は、自分で人探し調査をしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。
非常に手間と時間はかかってしまいますが、自分で人探しすることは可能です。この章では、自分で人探しを行う方法を解説していきます。
探したい人の友人や知人など関係者に聞き込みを行うことで、重要な手掛かりが得られることが多いです。
ただ、探したい理由を明かさない場合は怪しまれて情報を教えてくれないこともあります。家出など緊急性の高い人探しの場合は、しっかりと探したい理由を明らかにし、相手にも緊急性が高いことを理解してもらったうえで手掛かりを聞き出してみましょう。
インターネットで名前や勤務先を検索してみるのも有効な方法です。
Facebookは基本的に本名で登録されているため、名前がわかっていればFacebookで検索してみるといいでしょう。ただし、同姓同名も多く存在するため、探したい人物と同一人物なのかどうかは吟味する必要があります。
また、確率は低いですが、勤務先のホームページに探したい人物が役員や採用担当で掲載されていることもあり、所在を掴めるケースもあります。
インターネット上で検索をかけると同時に、SNSでも検索してみるといいですね。
Facebook以外ではあだ名やニックネームで登録している場合も多いので、聞き覚えのあるあだ名で検索してみるもお勧めです。
また、あなた自身のSNSで「探したい人の名前や特徴、探したい理由」を添えて訴えかける方法もあります。SNSならではの拡散機能を駆使すれば案外早く情報を得られることも期待できます。
ただし、この方法は捜索する人物が発見された後、SNSで公開されたことによってなんらかの悪影響が出ることも考えられますので、慎重に行うことが大切です。
先ほどの章で、人探しは自力でも行えると説明しましたが、労力や時間、発見の確率を考えるとやはり人探し調査のプロである探偵に依頼したほうがいいでしょう。
探偵に依頼したほうがいい理由については以下の通りです。
人探し調査に夢中になっていると、自分では気が付かないうちにストーカー行為をしてしまっているリスクもあります。
張り込みのつもりが待ち伏せととらえられてしまったり、こっそり尾行しているつもりが付きまとわれていると感じられたりしたら、ストーカー規制法に違反する行為となります。
対象者への想いが強ければ強いほど、人探し調査に夢中になりすぎてしまいますので、絶対に見つけたいという思いが強い場合は探偵に依頼したほうが安全です。
家出や失踪など、放っておくと身の危険や命の危険にかかわる可能性のある人探し調査については、絶対に探偵に依頼したほうがいいでしょう。
自力での人探しはどうしても慣れていないので時間もかかってしまいますし、余計な調査に時間をかけてしまいます。探偵に依頼すれば、必要最小限の調査に力を入れて効率的に探してくれるので、最短の時間で発見してもらえます。
効率的な調査を集中的に行ってくれるので、最短の時間で発見してもらえるのと同様に、高い確率で発見してもらえるのも探偵に依頼すべき理由です。
行方がわからなくなってから時間が経っている場合などは、手掛かりが少なく足取りが掴みにくいため、人探しの難易度はかなり上がります。
そんなときは、やはりプロの力を借りたほうが高い確率で発見してもらえるでしょう。
人探し調査で探したい人を発見できたとして、その人物に対してどのような対応をとればいいか困ってしまうこともあるでしょう。
例えば、慰謝料請求しようとして浮気相手を探していた場合や、貸したお金を返してほしくて貸した相手を探していた場合などです。
探している人をいざ発見できた後、どのような対処を取れば本当の解決ができるのか、アドバイスがもらえるのも大きなメリットです。
探偵に人探しを依頼する場合、より早く、より正確に調査を進めてもらうためにはできるだけ多くの情報を提供することが重要です。
調査を依頼するときにあったほうがいい情報を以下にまとめておきます。
・勤務先の情報
・探したい人のSNSのアカウント
・ゆかりのある場所
・交友関係
・所持している車やバイクの特徴
・所持品に関する情報
・行方がわからなくなった日時と場所
情報はあればあるほど人探し調査がしやすくなるので、このほかにもわかっていることがあれば探偵に情報を提供しておくことをお勧めします。
探偵に人探し調査を依頼するときにあったほうが良い情報の一つとして、一番に「名前」を挙げましたが、名前がわからない人物を探してほしい場合もあるでしょう。
「相手の名前もわからないのに、調査を依頼しても大丈夫かな?」
と不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。結論から言うと、名前がわからなくても、調査依頼は可能です。
ただし、情報が少なくなるため発見までの時間は通常より多くかかることが予想されます。名前が分からない場合でも、容姿や出会った場所、関係性、会話の内容や趣味などできるだけ多くの情報を伝えることで発見の確率とスピードが上がります。
今持っている情報で人探し調査が可能なのかどうか、一度探偵に直接聞いてみるのが確実ですね。
人探し調査は探偵に依頼するのが一番早くて確実ですが、その費用が心配になりますよね。
人探し調査の費用はその難易度によって大きく変わりますので、一概にいくらとは言いにくいです。比較的簡単な調査であれば、5~6万ほど、難易度が上がってくると10万~50万以上になるケースもあります。
また、料金体系が調査時間で設定されている場合と成功報酬制を取り入れている場合で変わってきますので、依頼する前にどのような料金体系でいくらくらいかかるのか見積もりをもらうことが重要です。
人探し調査は探偵に依頼すべきなのは間違いないのですが、どの探偵に依頼しても大丈夫というわけではありません。
病院によって、腕のいい医者なのか、いわゆるヤブ医者なのかで選ぶべき病院が変わるのと同じことです。
では、人探し調査を依頼するならどういう探偵を選べばいいのでしょうか。
依頼するか迷っている探偵事務所が探偵業の許可をもらっているかどうか確認してください。公安委員会から探偵業の許可をもらっていれば、探偵業届出証明書がホームページにも記載してありますので、必ずチェックするようにしてください。
探偵と言ってもすべての探偵が人探し調査を受け付けているわけではありません。
中には、浮気調査だけに特化していたり、企業調査だけに力を入れていたりする探偵もあります。依頼しようとしている探偵が人探し調査の実績があり、力を入れているかどうかを前もって調べることが重要です。
料金体系についても事前にチェックするべき項目です。無料相談の際、自分のケースではいくらかかるのか、しっかりと説明してもらいましょう。
時間報酬制なのか、成功報酬制なのか、パックプラン制なのかによっても費用が変わってきますので、どちらのパターンなのかも聞いておいてください。
また、追加料金がかかる場合はどのような場合にいくらかかるのか、諸経費には何が含まれていて何が含まれていないのか、など、費用の内訳についても明確に説明してもらうことが大切です。
もし、料金についての説明をはっきりしてくれない場合や、割引を理由に早く契約させようと迫ってくる場合は悪徳探偵の可能性が高いですので、お勧めできません。
これが一番重要ですが、依頼しようとしている探偵の調査員が信頼できそうな人かどうか見極めてください。
人間の直感は案外信用できるものなので、少しでも「怪しい」「胡散臭い」と感じたら、その探偵に依頼するのはやめたほうがいいでしょう。
「この人なら、信用して人探し調査を任せられる!」と思える探偵を探してみてください。
今回は探偵による人探し調査の方法や探偵の依頼費用、そして探偵の正しい選び方のコツについてまとめてきました。
人探し調査は自分でもできないわけではありませんが、やはり労力と確実性、時間を考えるとプロに任せたほうが良いでしょう。
探偵を上手に活用し、あなたの探したい人を探し出してくださいね。