ある日突然、夫が失踪して家から消えてしまったら・・・
考えるだけでも恐ろしいですが、現実にそのような事態になっている家庭は少なくありません。
なぜ夫は突然消えてしまったのでしょうか。
夫が失踪したら妻はどのような行動を取ればいいのでしょうか。
今回は夫が失踪した場合の原因や対処法、そして、探偵に夫の人探し調査を依頼すべき理由についても解説していきます。
夫が突然消えてしまっても焦らず落ち着いて適切に対応するようにしましょう。
Contents
なぜ夫は突然失踪してしまったのでしょう。
男性は案外、女性よりもストレスを抱えやすく、そのストレスをうまく外に発散できず消化しきれない傾向にあります。そのため、以下に挙げるようなストレスを抱え切れなくなって失踪を決意してしまうのでしょう。
男性の失踪原因として考えられるのが仕事での失敗です。男性にとって仕事は自己表現の一つで、仕事でうまくいかなくなると自分の人格にまで自信がなくなることがあります。
また、職場環境が悪く、ブラック企業だったり上司からのパワハラが酷かったりして失踪に至ることもあります。
家に帰っても自分の居場所がないと悩む夫はとても多いです。妻からも子供たちからも尊敬されず、厄介者扱いを受けていると、家庭に居づらくなり家庭から逃げるように失踪を決めることがあります。
失踪した夫を無事に見つけ出せたら、家庭に問題はなかったか、失踪の原因になるようなことがなかったか話し合うことも大切です。
うつ病とは精神疾患の一つで、いわゆる心の病です。心の病気なので、はっきりとは目に見えず、一緒に暮らしている妻であっても気が付かないこともあります。
うつ病が酷くなると失踪して姿を消してしまったり、最悪の場合失踪中に自殺を図ったりすることもあります。
うつ病を抱えていたかもしれない状況で夫が失踪したのであれば、早急に見つけ出して保護しなければ手遅れになる危険性もあります。
考えたくない失踪の原因ですが、夫が不倫をしているために失踪するケースもあります。失踪して不倫相手と一緒に逃げたり、不倫相手と暮らしていたりすることが考えられます。
浮気や不倫が原因で失踪しているのであれば、探偵に人探し調査を依頼して夫を見つけ出すとともに、不倫の証拠を掴むことで不倫相手に慰謝料請求することも検討すべきでしょう。
DVやモラハラというと、夫から妻に対して行われるようなイメージがあるかもしれませんが、最近では妻からのDVやモラハラに悩む夫も出てきています。
この場合は夫は妻に見つからないように必死で逃げ隠れしているので、素人の調査では見つけ出すのは困難です。探し出すためには探偵など人探しのプロに依頼するのがベストです。
借金をしていて、その額が膨れ上がってしまったために夜逃げのようにして失踪するケースも考えられます。
この場合、残された家族に借金の取り立てが来るかもしれませんが、あなたが連帯保証人になっているわけでなければ、返済の義務はありませんので、取り立てが酷い場合は弁護士に相談することをお勧めします。
また、この場合も夫は借金の取り立てから必死で逃げていますので、素人の捜索では夫の居場所は簡単に見つからないでしょう。
夫が高齢であれば、認知症を患っている可能性がありますし、高齢でなくても若年性認知症で、本人の意思と反して帰れなくなってしまっているかもしれません。
また、認知症は完治するのが難しい病なので、特に若年性認知症の場合は自分に失望して自殺を図るケースもあります。
いずれにしても、早急に捜索を開始して見つけ出すことが何よりも重要です。
あまり考えにくいことかもしれませんが、犯罪に関与してしまい、家族に迷惑をかけたくないという考えから失踪して姿を消している場合もあります。
最近変わった様子はなかったか、新しく親密になっている関係者はいないか、確認してみてください。
夫が失踪した原因はどうであれ、妻としては一刻も早く夫を見つけ出して安心したいですよね。
失踪した夫を探し出すために、妻が今すぐすべきことをまとめていきます。
まずは、警察に行方不明者届を提出してください。事件性があると判断されれば、警察もすぐに捜索を開始してくれます。
ただし、書置きが残されていたり、自分の意思で失踪したことがわかったりした場合は、事件性がないと判断されるため、警察は積極的に捜索してくれません。
その場合は、探偵に人探し調査を依頼する方法がお勧めです。
警察に行方不明者届を提出し、それでも警察が捜索してくれない場合は探偵事務所に調査を依頼することを検討してみてください。
探偵というと、少し怪しくて胡散臭いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は公安委員会に認められた正式な職業です。
人探しの調査スキルや実績においても警察に引けを取らないので、安心して調査を依頼できます。
ただし、どんなに腕のいい探偵であっても失踪してから時間が経ちすぎていると手掛かりが少なく、発見までに時間がかかってしまいます。失踪がわかったらできるだけ早い段階で探偵に相談してみることをお勧めします。
警察に行方不明者届を提出し、探偵に人探し調査を依頼したら、あとは発見されるのを待つだけですが、自分でもできる限りの手掛かりを集めてください。
夫の部屋に残された私物や夫のパソコンの検索履歴などから手掛かりがつかめることもあります。妻だからこそ入手できる手掛かりも必ずありますので、そういったものが見つかったらすぐに探偵に報告し、調査に役立ててもらってください。
探偵と妻が協力して捜索すれば、より早く失踪した夫を発見できる可能性が高くなります。
探偵に任せっきりではなく、自分でもできる限り手掛かりを見つけるべきだということはすでにお伝えしましたが、具体的にはどのような行動を取ればいいのでしょうか。
夫が自分の意思で失踪している場合、書置きが残されていることがあります。もし、書置きが残されていれば、しっかりと保管し探偵にも見てもらってください。
書置きの内容から行き先や失踪の原因の手掛かりがつかめるかもしれません。
夫が家に残している私物を確認し、何が持ち出されているか確認しましょう。長期旅行用のバッグやパスポートがなくなっていれば、失踪が長期にわたる可能性や、最悪帰ってくるつもりがない可能性があります。
また、ゴミ箱の中から失踪に関係のある人物からの手紙や借金の督促状などが発見される場合もあります。
車を所持している場合は、車が残されているかどうかも確認してください。車がなく失踪している場合は、車のナンバーから追跡することも可能になります。
夫が家から消えていても職場には出社するというケースもあります。もしかしたら会社には行っているかもしれないので、職場に連絡しておきましょう。
また、職場の同僚に何か失踪につながる話をしていることも考えられますので、職場の同僚にも話を聞いてみるといいですね。
夫が失踪したことを相手のご両親に伝えるのは気が引けるかもしれませんが、実家に帰っていないかどうか連絡してみてください。
妻が家庭で悩みを抱えた結果実家に逃げ帰ることがよくあるように、夫も悩みを抱えて一人で処理しきれなくなると、実家に帰ることがあります。もし実家に帰っているようであれば、夫のご両親の力も借りながら家に戻ってきてくれるように説得してみましょう。
夫が失踪したことを友人や知人に連絡して伝えてみてください。どこに行ったのかまでは把握できていなくても、悩みを抱えていたことは知っているかもしれません。
どんなことに悩んでいたのかだけでもわかれば、居場所を特定する手掛かりになりますので、話を聞いてみる価値は大いにあります。
また、共通の友人や知人が多い場合はFacebookやTwitterなどで呼びかけても効率的かもしれません。
夫が失踪した際、心配で早く帰ってきてほしいと願う妻もいれば、失踪した夫と離婚したいと思う方もいると思います。
この章では、失踪した夫と離婚したい場合と離婚したくない場合についてどのような対処法が取れるのか解説していきます。
失踪した夫と離婚したい場合、通常の離婚より手間がかかってしまいます。まず、家庭裁判所に離婚訴訟を申し立てて離婚を進め、失踪から3年以上経っていれば離婚事由として認められます。
失踪してから3年が経過したということが認められなければ離婚事由として認められないこともありますので、捜索願の提出はしておく必要があります。もし離婚についてわからないことがあれば、離婚問題に強い弁護士に相談しておくことをお勧めします。
夫の失踪の原因が不倫や浮気の場合、失踪している夫が勝手に離婚届を提出して離婚を成立させてしまうリスクがあります。
夫と離婚したくない場合は、勝手に離婚届を提出されて受理されてしまうことを防ぐために、離婚届不受理申出を提出しておきましょう。
参考記事:不受理申出
これを提出しておけば、失踪中の夫に勝手に離婚届を出されてしまう心配はありません。
同じく不倫や浮気が原因で失踪している場合、浮気相手や夫に慰謝料請求したいと考える方も多いでしょう。
慰謝料請求する際には、夫や浮気相手がどこにいるのかの特定や、浮気の証拠を確保しておくことが必要です。
失踪した夫が帰ってくるなら離婚をしないという場合は、浮気相手だけに慰謝料請求すればいいですし、もし離婚するのであれば夫と浮気相手両方に慰謝料請求することも可能です。
同様に養育費についても請求することが可能です。
いずれにしても、探偵に調査を依頼し、失踪している夫の居場所を突き止めることと浮気の証拠を掴むことを優先してください。
夫が失踪したら、大事にしたくないがために自分たちだけで捜索しようとする方がいらっしゃいます。
些細な理由での家出であればそれでもすぐに家に帰ってきてくれるかもしれませんが、たいていの場合、自力での捜索だけで見つかることは稀です。
夫が失踪したら探偵に相談するのがベストですが、探偵に相談すべき理由についても詳しく見ていきましょう。
失踪や家出となったらまず皆さんは警察に届け出ることを考えるでしょう。
もちろん、警察に行方不明者届を提出することはとても重要なので絶対にやっておくべきことです。
しかし、警察に届け出を出しても事件性がなければすぐに捜索してもらうことは難しいです。探偵に調査を依頼すれば、事件性がなく、自分の意思での失踪であってもすぐに捜索を開始してくれます。
探偵の無料相談を利用すれば、依頼する、しないに関わらず、人探し調査の方法やコツについて最適なアドバイスをしてくれます。
探偵は人探しにおいてスピードが命であることや、失踪状態を放っておくことがどれだけ危険なのかを十二分に承知しているため、親身になって失踪した夫を探すための相談に乗ってくれるでしょう。
探偵の調査方法は警察の捜索に引けを取らない技術力です。探偵独自のネットワークや聞き込みスキル、調査方法をフル活用してスピーディーに発見してくれます。
捜索願を出してもなかなか動いてくれない警察と違い、調査の依頼さえすればその日のうちに捜索を開始してくれますので、発見できる可能性も発見までのスピードも上がります。
今回の記事では、夫が突然消えて失踪した場合の妻が取るべき行動や、自力で失踪の手掛かりを見つける方法、探偵に相談すべき理由などについてお伝えしてきました。
夫が失踪しても
「そのうち帰ってくるだろう」
「今は一人にしてあげたほうがいいのかもしれない」
と楽観的に考えてしまう人も多いのですが、失踪したことが分かったら一日でも早く探偵に人探し調査を依頼することを強くお勧めします。
捜索が少しでも遅れてしまうと、それだけ手掛かりが減ってしまい足取りが掴みにくくなります。そうなると発見までの時間も余計にかかってしまいますので、できるだけ早い段階で調査の相談をしておきましょう。
さらに、失踪中に自殺を図るケースはとても多く、発見が遅れると命の危険も高くなります。手遅れになって後悔しないよう、一刻も早く調査依頼の相談をするようにしてください。